2006年02月25日 02:34 |
温泉につかりながら日の出を眺める
温泉につかりながら日の出を見る
レーシック手術から1年3ヵ月もすると、自分がメガネをかけていたことを思い出すことはほとんどない。
メガネをかけている人を見ても、なんとも思わなくなった。
だが、温泉に浸かりながら日の出を眺めているときは違った。
メガネをかけていたとき、温泉の中でもメガネをかけていた。
当然曇る。
水滴が付着するが、手ぬぐいは濡れている。
わざわざ脱衣所までもどって乾いたタオルで拭く気力はない。
すぐまた曇るからだ。
だから結局、水滴が付着したメガネをかけたままで風呂を出る。
どんな絶景露天風呂も、そうでない風呂と大差がないのだ。

二ツ島の夜明けと明けの明星
だが、眼鏡ナシでこの光景を見たときは、「レーシックを受けてよかったァ」と思った。
水平線の彼方、夜空の底に薄雲が重なり合ってたれ込めている。
そのもっとも紅に染まっているところから火の粉のような猛烈に紅い光がちらちらと明滅しながら、その範囲を次第に拡大していく。
それはさながらスクリーンの裏側からタバコの火を押しつけられている映画を見ているようだ。
スクリーンに映っていた映像がその部分だけ紅く焼失して、それが現実ではなく映画であることを気付かせるように、現実の風景と思っていたものが実は架空の風景で、その背後から立ち現れてくるのは未だ人類が体験したことのない新しい次元の現実のような気がした。
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