2008年08月04日 12:29 |
週刊新潮掲載・品川近視クリニックの告発記事を読んで
8月1日(金)の午前中、ある方からのメールで「週刊新潮 8月7日号」に品川近視クリニックの告発記事が掲載されていることを知った。
品川近視クリニックといえば、日本のレーシック業界最大手だ。
ひとまず駅の売店へ。

週刊新潮 2008年8月7日号 表紙
品川近視クリニックといえば、日本のレーシック業界最大手だ。
ひとまず駅の売店へ。

週刊新潮 2008年8月7日号 表紙
警告されたレーシッククリニックは品川近視クリニック東京院(綿引一代表)と神奈川クリニックを運営する医療法人社団博美会(山子大助理事長)。
日本レーシック業界のシェア1位と2位。
レーシックを検討した人なら誰もが知っているクリニックだ。
ふと、1年前のことを思い出す。
2008年8月、品川近視クリニックは元職員らによる告発記事が週刊新潮に掲載され、物議を醸した(醸しそうになった?)のだった。
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»[2008年08月04日] 週刊新潮掲載・品川近視クリニックの告発記事を読んで
ニュースをざっと読み、公正取引委員会のウェブサイトへ行って報道発表資料を閲覧してみた。
それによると、品川近視クリニック、神奈川クリニックともに「景品表示法第4条第1項第2号(有利誤認)の規定に違反する恐れがある」とのこと。
有利誤認とは何か?
簡単に説明すると、ヨソよりもウチの方がいいですよ(低価格ですよ、高品質ですよ、安心・安全ですよ……等々)と一般消費者(レーシッククリニックの場合患者)に誤認させる表示を行うこと、となる。
品川近視クリニックと神奈川クリニックでは、実際は有利でないのに有利であるかのように思わせる表示がなされていた、ということのようだ。
公正取引委員会の報道発表資料には表示されていた内容と実際とが表記されてあった。
品川近視クリニックではこんな感じ。
2009年3月31日までに品川近視クリニックでレーシック手術を受ければ、曜日割や土曜割に加え、さらに1万円値引きされるかのように表示して、今だけ感(今がチャンス!)を演出しているが、実際はキャンペーン終了次第、キャンペーン期間が更新されていた、ということのようだ。
これは、いつ受けても割引料金で受けられる、ということを意味する。
つまりそれは割引料金ではないし、割引料金とは呼ばない。
割引されたとする価格こそが本来の通常料金なのである。
にもかかわらず、それをあたかも割引しているかのように見せかけていた、ということで、景品表示法違反の恐れがあるという警告を受けたようだ。
同様に神奈川クリニックの例も見てみる。
「お得なキャンペーン実施中!」と謳いながら、実際はお得でも何でもない、ただの通常営業をやっていた、ということのようだ。
日本のレーシック市場を牽引してきた2院がそろって広告表示に関する警告を受けた。
これを受けて、2院はどのような対応をするのか?
品川近視クリニック、神奈川クリニック眼科両院とも、公正取引委員会から景品表示法違反(有利誤認)の警告を受けたことを隠さず、「厳粛に受け止め」、「細心の注意を払って」、表示を改める旨のコメントをホームページに掲載している。
神奈川クリニック眼科に関しては、「公正取引委員会から受けた具体的な指摘内容(報道発表資料と同一)」もそのまま掲載するという潔さ。
8月7日現在、両院ともホームページから「割引表示」や「キャンペーン情報」がはぎ取られ、シンプルな料金体系に変更されている。
[2009年8月7日現在:品川近視クリニックの料金体系]
[2009年8月7日現在:神奈川クリニック眼科の料金体系]
公正取引委員会の指摘はもっともで、「景品表示法第4条第1項第2号(有利誤認)の規定に違反する恐れがある」と言われれば、確かにそうだなと頷ける。
実際、「期間限定の割引が受けられる」というインセンティブが最後の一押しとなって手術を受けた人たちは少なからずいたに違いない。
一方長期間レーシッククリニックの価格動向をチェックしている人にとっては、これまで両院が行っていたなんちゃって割引や常に期間延長されるキャンペーンなどはすでに織り込み済みのお約束で、実害はなかったのではないだろうか。
今回の警告により両院ともホームページがスッキリした。
以前は割引やキャンペーン、クーポン券などのお得感を盛った情報で、ゴチャゴチャした印象があった。
料金体系もわかりやすくなったので、レーシック検討中の訪問者にとってはよかったのでは、と思う。
一応これで日本レーシック業界に対し、安値演出の広告表示(薄利多売・低価格追求の経営戦略)に一定の歯止めがかかったことになる。
今後両院がどのような手法でそのシェアを維持、拡大していくのか?
あるいは、方針転換をはかるのか?
来年の今頃には答えが出ているだろう。
[参考]
ちなみに私は神戸クリニックでレーシックを受けました。
日本レーシック業界のシェア1位と2位。
レーシックを検討した人なら誰もが知っているクリニックだ。
ふと、1年前のことを思い出す。
2008年8月、品川近視クリニックは元職員らによる告発記事が週刊新潮に掲載され、物議を醸した(醸しそうになった?)のだった。
[関連記事]
なぜかこのページだけ閲覧数がダントツ
»[2008年08月04日] 週刊新潮掲載・品川近視クリニックの告発記事を読んで
景品表示法違反(有利誤認)とは?
ニュースをざっと読み、公正取引委員会のウェブサイトへ行って報道発表資料を閲覧してみた。
それによると、品川近視クリニック、神奈川クリニックともに「景品表示法第4条第1項第2号(有利誤認)の規定に違反する恐れがある」とのこと。
有利誤認とは何か?
簡単に説明すると、ヨソよりもウチの方がいいですよ(低価格ですよ、高品質ですよ、安心・安全ですよ……等々)と一般消費者(レーシッククリニックの場合患者)に誤認させる表示を行うこと、となる。
品川近視クリニックと神奈川クリニックでは、実際は有利でないのに有利であるかのように思わせる表示がなされていた、ということのようだ。
品川近視クリニックで行われていた表示と実際
公正取引委員会の報道発表資料には表示されていた内容と実際とが表記されてあった。
品川近視クリニックではこんな感じ。
[表示の内容]
- 「表示価格は2009年3月31日までに施術を受けた方が対象となります。」
- 「2009年3月31日までに施術を受けられた方はキャンペーン料金からさらに"10,000円割引き"で施術が受けられます!」
- 「スーパーイントラレーシック」の料金について「通常16.8万円から曜日割引で2.5万円引き! 今ならさらに1万円引きの13.3万円 両眼」、通常料金16.8万円から土曜割で2万円引き! 今ならさらに1万円引きの13.8万円
- 「品川プレミアムスーパーイントラレーシック」の料金について「通常料金19.8万円から曜日割引で1万円引き! 今ならさらに1万円引きの17.8万円 両眼」、「通常料金16.8万円から土曜割で5千円引き! 今ならさらに1万円引きの18.3万円」
[実際]
曜日割と土曜割、「2009年3月31日まで」という期間限定の割引(1万円)は、「スーパーイントラレーシック」、または「品川プレミアムスーパーイントラレーシック」を受けた者に限り適用するものではなかった。
2009年3月31日までに品川近視クリニックでレーシック手術を受ければ、曜日割や土曜割に加え、さらに1万円値引きされるかのように表示して、今だけ感(今がチャンス!)を演出しているが、実際はキャンペーン終了次第、キャンペーン期間が更新されていた、ということのようだ。
これは、いつ受けても割引料金で受けられる、ということを意味する。
つまりそれは割引料金ではないし、割引料金とは呼ばない。
割引されたとする価格こそが本来の通常料金なのである。
にもかかわらず、それをあたかも割引しているかのように見せかけていた、ということで、景品表示法違反の恐れがあるという警告を受けたようだ。
神奈川クリニックで行われていた表示と実際
同様に神奈川クリニックの例も見てみる。
[表示の内容]
- 「お得なキャンペーン実施中!」
- 「キャンペーン対象:2009年3月1日〜5月31日に初診でご来院をし、7月31日までに手術をされる患者様」、「キャンペーン価格よりさらに1万円引! 曜日割引」、「インターネット限定1万円割引クーポン」
- 「2009年3月31日までに施術を受けられた方はキャンペーン料金からさらに"10,000円割引き"で施術が受けられます!」
- 「CRスーパーイントラレーシック」の料金について「16.8万円→曜日割引・クーポン利用時14.8万円 両眼税込」
- 「コンチェルトスーパーイントラレーシック」の料金について「24万円→曜日割引・クーポン利用時22万円 両眼税込」
[実際]
曜日割と割引クーポンによる割引は、2009年3月1日〜5月31日までの期間に診察を受け、かつ同年7月31日までに「CRスーパーイントラレーシック」、または「コンチェルトスーパーイントラレーシック」を受けた者に限り適用するものではなかった。
「お得なキャンペーン実施中!」と謳いながら、実際はお得でも何でもない、ただの通常営業をやっていた、ということのようだ。
警告を受けての対応
日本のレーシック市場を牽引してきた2院がそろって広告表示に関する警告を受けた。
これを受けて、2院はどのような対応をするのか?
品川近視クリニック、神奈川クリニック眼科両院とも、公正取引委員会から景品表示法違反(有利誤認)の警告を受けたことを隠さず、「厳粛に受け止め」、「細心の注意を払って」、表示を改める旨のコメントをホームページに掲載している。
神奈川クリニック眼科に関しては、「公正取引委員会から受けた具体的な指摘内容(報道発表資料と同一)」もそのまま掲載するという潔さ。
8月7日現在、両院ともホームページから「割引表示」や「キャンペーン情報」がはぎ取られ、シンプルな料金体系に変更されている。
[2009年8月7日現在:品川近視クリニックの料金体系]
※現在5,000円割引実施中(7/25〜8/29までの土曜日のみ、東京・大阪限定)
- プレミアムイントラレーシック 11.8万円
- トリプルRプレミアムイントラレーシック 17.8万円
- 品川プレミアム Zレーシック 22万円
[2009年8月7日現在:神奈川クリニック眼科の料金体系]
※現在実施中の割引制度は、「リピーター割引」や「遠方交通費補助」の2つ
- CRレーシック 9.8万円
- CRスーパーイントラレーシック 13.8万円
- コンチェルトスーパーイントラレーシック 21万円
この事件の感想
公正取引委員会の指摘はもっともで、「景品表示法第4条第1項第2号(有利誤認)の規定に違反する恐れがある」と言われれば、確かにそうだなと頷ける。
実際、「期間限定の割引が受けられる」というインセンティブが最後の一押しとなって手術を受けた人たちは少なからずいたに違いない。
一方長期間レーシッククリニックの価格動向をチェックしている人にとっては、これまで両院が行っていたなんちゃって割引や常に期間延長されるキャンペーンなどはすでに織り込み済みのお約束で、実害はなかったのではないだろうか。
今回の警告により両院ともホームページがスッキリした。
以前は割引やキャンペーン、クーポン券などのお得感を盛った情報で、ゴチャゴチャした印象があった。
料金体系もわかりやすくなったので、レーシック検討中の訪問者にとってはよかったのでは、と思う。
一応これで日本レーシック業界に対し、安値演出の広告表示(薄利多売・低価格追求の経営戦略)に一定の歯止めがかかったことになる。
今後両院がどのような手法でそのシェアを維持、拡大していくのか?
あるいは、方針転換をはかるのか?
来年の今頃には答えが出ているだろう。
[参考]
ちなみに私は神戸クリニックでレーシックを受けました。
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次にサヤさんからメールが届くのは2ヵ月後。
3ヵ月後検診が終わってから。
そう思っていた。
レーシックの手術を受けたら左右視力が異なり、その影響で偏頭痛などの体調不良が発生、それを訴えてもクリニックの担当医からは冷たい対応……。
いろいろあったがどうに....
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1通目のメールを送信した後、恵比寿にある神戸クリニックへ向かった。
視力検診を受けるためだ。
週刊新潮 2008年8月7日号 表紙
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